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曖昧な味覚 おいしい記憶
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環境や見た目、そのものの背景や作り手の想い、
体調や一緒に食す相手によっても随分と変わる私の味覚。
だいぶ曖昧です。

そもそも味覚とはどこまでが味覚なのかもはっきりしないところ。

コンセプトに負けてしまうこともしばしば。
そんなときは完全に脳で味わっています。
それも悪い事ではありません。
私にとって味覚とは”舌”だけではないのです。

しかしながら情報を鵜呑みにした味覚というものは、すぐに飽きがきます。
だから食にも流行、廃りがあるのでしょう。

そんな私でも、
「おいしいセンサー」
というものが働くときがあります。
のどと鼻の奥の交差点あたりがうずくのです。
よくいう「のどが鳴る」、ということなのでしょうか。

HORIGUCHI珈琲
数年前より当店で扱わせていただいている珈琲豆屋さん。

珈琲好きのスタッフにここのコーヒー美味しいですよ、と教えてもらい、
そのときはまだ何の情報もないままに飲んだのですが、
まさにそのとき、ググッとセンサーが働いたのです。

カップを口に持っていくより先に、口がカップに近づいていくんです。

こうして確実に私の中の「おいしい」記憶に刻まれたのでした。
そして廃らない本当の味覚となって、自信を持ってお客様へお勧め出来るのです。

いつだったか、ある和菓子屋の店主さんが、
「あまりにも美味しすぎるものは、すぐに飽きられる。
 食べていくうちに、少しずつ忘れられない味にするのだ。」と。
地味=滋味がいいんだ、と。

派手さはない味かも知れません。
でも、綺麗にバランスの取れたお豆です。

そして、そのままを味わえるフレンチプレスで味わってみてください。
旨みも雑味もすべてそのまま出てしまうプレス式で淹れるコーヒーは、
本当に美味しい豆でないと飲めません。

永く愛していただけるように、新鮮なお豆をご用意してお待ちしております。
知識豊富なスタッフTとのコーヒー話もおいしい記憶にどうぞ。

100g~ ¥500
お挽きすることもできます。
お申し出ください。
*専用缶もございます。
by cafezilch | 2010-09-16 20:36 | 日々
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