お母さんの味
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キッチンから四角くのぞく、薄暗い灰色の空が見える。
その空の隅っこに見える Metropolitan Universityの文字と、
学生たちのにぎやかな声。

やけどするほど熱かったり、体温と同じくらいぬるかったりする
温度調節がむずかしいセントラルヒーティングに腰をかけ、
近くにあったwaitroseを横目に、
少し先のsafewayで買った薄味のティーバックの紅茶に、
青いキャップのノンファットミルクをたっぷり入れて、
すでにミルクティーなのかなんなのかわからないそのあたたかい飲み物が入ったマグをもち、
ゆっくりと待つ。

ちょっと薄汚れたガスオーブンからシナモンの香りがしてくる。

くちくちくち、と小さな音を立て、
クランブルも香ばしく色付いたし、
りんごも程よくクタッとなって、
バターの香りが漂ってきて、もうそろそろ食べごろですよ、のサインも整って、
オーブンの扉を開ける。

そこからは、急いで準備。
バニラアイスか、ダブルクリーム、もしくはクロテットクリームをのせ、
くちゃくちゃにしながら、一気に食べる。
そして、冷めてしまったミルクティーをゴクゴクと飲み干す。

だれから教わったわけでもないけれど、
いつの間にかよく作り、よく食べていたアップルクランブル。

イギリスのママの味。
寒くなってくると食べたくなる家庭の味です。



そして、こちらはフランスの家庭の味。
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ダークチェリーのクラフティー。
ジルチの定番です。

プリンのような食感のクラフティーより、
ムチッとした食感は、
どちらかと言うとファーブルトンに近いのかもしれない。

週末スウィーツの一部。
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by cafezilch | 2010-11-13 09:58 | sweets
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